piyoco-rockの日記

どーしてオルタナティヴ・ロックは日本ではマイナーなの?

ベック 最高にアートコンシャスなロック!

オルタナ音楽の「オルタナ」は、

オルタナティブ」なのか? 

オルタナティヴ」なのか?

カタカナ表記が曖昧ということは、まだまだ日本における認知度が低いということ‥‥

このブログでは、ウィキペディアの表記に合わせてみました。(忖度!)

 

タイトルに「アートコンシャス」という言葉を使いましたが、

ベックは、この表現がとても似合うアーティストだと思う。

ベックファンの皆さんには、もうそんなこと常識ですね‥‥

このブログは、私の世代や、もっともっと若い世代に、

オルタナティヴな音楽の素晴らしさを、少しでも知ってもらいたいという、

私のささやかな野望をテーマとしていますので、暖かく見守ってやってください。

 

「ベック」と聞くと、

日本では、ジェフ・ベックか、漫画の「BECK」を連想する人が多いみたい。

漫画の「BECK」は、ジェフ・ベックと、今回テーマのベックが、

ネーミングの由来らしいので、漫画の「BECK」を読んでいる方々には、

是非、ベックについても興味を持って頂きたい!!!

 

ベックの本名は「ベック・ハンセン」、

オノ・ヨーコも所属した前衛芸術集団「フルクサス」のメンバー、

アル・ハンセンのお孫さんだから、ある意味、アートのサラブレッド。

「ハンセン」は母親の性で、両親が離婚したことから、放浪し、

ティーンエイジャーの一時期、アル・ハンセンの元で生活していたらしい。

(アート・シーンに直接触れた経験は、

彼のその後の音楽活動にも、色濃く反映されてます。)

離れた父親は、特殊な信条の団体に所属していたらしいから、

社会問題となっている宗教二世のような状況だったのかも‥‥と想像してしまう。

 

不遇な幼少期というのは、ニルヴァーナカート・コバーンとよく似てる。

ベックは小柄だから、その境遇とともに、いじめの対象となっていたことも、

容易に想像がつく。

その経験は、出世作「Loser」に昇華され、

彼は、時代を代表するようなアーティストとなった。

 

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ベックの音楽は、ボーダーレスで、

ロックだけでなく、フォーク、ヒップホップ、ラテン、電子音楽などを、

縦横無人に行き来する。

それでもベックの音楽からは、ベックらしさが失われることがない。

まさに天才中の天才なのだと思う。

言葉で説明するのは難しいので、とにかく聴いてもらうしかない。

(ブログを否定???)

 

 

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アルバム「Odelay」に収録された「Devils Haircut」

オーセンティックなロックのフィーリングと、

独自のサンプリング感覚が見事に融合!!!

 

 

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日本語でデザインされたタイトルがキッチュなアルバム

「Hyperspace」に収録された「Uneventful Days」

後ろに写ってる日本車もレトロフューチャー

(「トレノAE86」という車種らしいのだけれど、詳しくないので自信ありません。)

 

日本や日本文化と親和性の高いベックは、

ボアダムスや、小山田圭吾氏のコーネリアスとも親交があったけど、

東京オリンピックを発端とした、小山田氏の「いじめ事件」の発覚は、

「元いじめられっ子」ベックには、どのように映ったのだろう?

 

 

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ポール・マッカートニーの曲を、

様々なアーティストがカヴァー&リミックスしたアルバム

「McCartney III Imagined」に参加した「Find My Way (feat. Beck)」

社会問題にもなっているディープフェイク技術を使い、

顔をポール・マッカートニーに置き換えて、歌い踊りまくるベック!!!

 

こういう試みを今でも躊躇なくやっちゃう
ポール・マッカートニーという人もまた元祖オルタナティヴの一人だと確信する。

 

 

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ベックの最新公開動画は、これ!!!

基本に立ち返ったかのようなスタイル。

若い頃、放浪してた頃を思い起こしていたのかな?

妄想は尽きません‥‥