最近、エレクトロニカなどの電子音楽ジャンルから、
ロックのフレーバーがする音楽が発信され続けている。
名門Warp Recordsからリリースを続けるイヴ・トゥモアもその一人。
うーん、濃いなー‥‥このヴィジュアル。
日本の茶の間では、レイザーラモンHGを連想しそう。
Yves Tumor - Echolalia
クィア(LGBTQのQ)のミュージシャンだから、
その影響も色濃いのかも?
スロッビング・グリッスルをフェイバリットにあげてるのも頷けます。
Throbbing Gristle - Discipline
LGBTQの人達が作り出す芸術は、
ものすごい独創性と影響力があって、その後のシーンを塗り替える。
イヴ・トゥモアの音楽も、その一例となり得るのか‥‥
ポテンシャルを感じます!!!
Yves Tumor - Noid
イヴ・トゥモアは、ロックに接近する以前から、
無機質な均等間隔のビートを使った電子音楽ではなく、
人間のグルーヴに近いリズムを使っていたし、
しかも歌も普通に歌う、パフォーマンスをするトラックメーカーだった。
この流れが、そのまま、パンク、ニューウェイヴ、
そしてオルタナティヴロックに向かわせたのかもしれない。
個人的には、この凄まじいまでに色濃い世界観に、
グラムロックを連想してしまいます。
ボウイみたいに麗しい美し目のグラムじゃなくて、
初期のロキシー・ミュージックみたいなグラム!!!
ハイブランドとも親和性が高そう。
ひょっとしたら、もうモデルとかやってるのかも?
(イヴ・トゥモアの本名の苗字は「Bowie」らしいです。)
最近Warp Recordsは、人間のパフォーマンス傾向が強い作品が多い気がする。
よく考えてみたら、エイフェックス・ツインの頃から、
そのテイストはすでにあったような‥‥
Aphex Twin - Come To Daddy
Warp Recordsの有名なコンピ「Artificial Intelligence」を聞いても、
やっぱりロックの匂いがしていた!!!
この傾向、まだまだ続くみたい。
Artificial Intelligence